初級と中級の壁を超えるために。
フランス語の文法の知識や語彙がある程度わかるようになってきたレベルを初級。それ以上、フランス語を使って、文章を書いたり、読んだり、話したり、そういうことができるレベルを、中級だとすると、その間には、大きな壁があることを経験者はなんとなく肌で感じていると思います。
僕はその壁をこう考えています。端的に言えば、理解と使うということの違いだと思っています。この違いがわからないといつまでも、使えるようにならないのです。だから、勉強の種類も変える必要がある。初級は”理解する”ための勉強であり、中級は”使う”ための勉強なのです。
そうして、フランス語を勉強する上においても、この二つの違いをしっかり理解しておくことが大切なのですね。フランス語初級者にとって一番大切なのは、理解力ですが、中級者にとって一番大切なのは、脳の瞬発力であると思います。
自分の脳みそをフランス語に最適化する、すなわち、フランス語脳を作ってしまうことが大切なのです。
それではこのフランス語脳を作るには、どうすればいいのだろうか。
大学生の時に、このフランス語脳を作るにはどうしたらいいのか、いろいろ考えてみました。
この時に、人間はどのようにして言葉を覚えて行くのかを考えました。赤ちゃんが自分の母国語を話せるようになるには、どうしているのか。
自分の経験を思い出すことはできないけれども、赤ちゃんが言葉を話せるようになるまでにしていることは、お母さんやお父さんが話す言葉を聞きまくることだろうとその時思いつきました。