avoirの活用、攻略法。
フランス語の動詞の活用でもっとも厄介だと、僕が感じていたのが、英語のhaveにあたるavoirという動詞である。
このavoir、フランス語の会話の中で最も多用される動詞であるにも関わらず、最もといってもいいぐらいの複雑な活用系をもっているのである。
だから、逆に言えば、このavoirをうまく自分のものにすることができれば、フランス語の動詞の勉強がぐぐっと進む。けれども、この動詞、残念なことに、たいがいフランス語の授業のかなり前半にならうことになる。動詞も活用の重大さがまだわからないままにこの動詞を学んでしまうから、つまずきの原因になりやすい。
僕は、avoriに関しては、もうそのまま、口に出して、何度も唱えて、口で覚えてしまったほうがいいと思うのである。
j’ai
tu as
il a
vous avez
nous avons
ils ont
avoirの現在形の活用は上の6種類。これはフランス語の会話でも読解でも作文でも、フランス語を学ぶ上で避けては通れないものなのだから、そのまま口で覚えてしまう。
j’ai ジェ
tu as チュア
il a イラ
nous avons ヌザヴォン
vous avez ヴザヴェ
ils ont イルゾン
そして、何度も復唱しよう。
まずは最もよく使われる、現在形を徹底的にマスターすべきだと僕は思う。
この6つの活用は必ず、使うものだから、徹底したほうがいい。